FC2ブログ

漕ぎ出す

浮かび上がる音色。近くにある、そう言いたげな温度を残すように心を揺さぶる。希望の始まりは、ひょんな事から。そこに留めておきたい何かがある。


止まらぬ世界で、バタ足をしている姿がいかにもという達観めいた目が、時折片隅に捉える微笑み。複雑なようでいて案外単純な、それでいて捉えにくいある温度。


世界は再び漕ぎ出す。
スポンサーサイト

囚われに

間違いとすら言えない選択の向こう。朧げな記憶と夢の中の情景がまだ導いている。囚われている何かから抜け出すのも何かへの囚われのようであって、絶え間なくやってくる現実に花の名前さえ通り過ぎてゆく。胡乱な話で、迂闊な想いで、疎んじてさえいる乾いた日々に、それでも瑞々しいエキスのような悪戯な心が、演じさえする。


儚いもの。間に合わせの言葉では干からびてしまう。それが幻想ではないなら、散りばめられた祝福だ。そう言い聞かせるように、心は跡を追う。そんな事。

再び

その入り口があるとしたら、多分それは奏でる者を感じる時だろう。身体のどこかにそれを感じ、身を委ねるように紡いでゆく。


そう思えている時が幸福そのものであり、何かを信じれている時間であり、


あれと

いつともなく向かい始めていた場所があるような気がする、という淡い感覚。イメージの中にある渚がいつのものなのかわからないままに漠然と受け入れている事とどこか似ている。


立ち止まらず涼しげに通り過ぎてゆく日々に何かを見ようとしている。今にしかなく、ずっと覚えていたいような。求めて得られるのかさえ分からない。


運命が女神だとしてその女神を愛するように運命を愛し始めるなら、奏で始める音はまるでそう、ラブソングのようになるのだろうか。そこまで不思議には思えない。

はるわたり

それしかない。などと言うつもりだったのだろう。止まることのない歩みはどこまでも。


いつしか捧げるような言葉も増えてきた。あの終わりに何かを捧げ、僕にしか出来ない一掻きを確かに与えたのだろう。


迷いと共に、罷り通る己を、細い線に喩えながら。それがなんと呼ばれるかを、運命に尋ねながら。巡る季節に。
プロフィール

なんとかさん

Author:なんとかさん
ナンセンスな物語を書くつもりです。リンクフリーです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
普通のカウンター
投票
無料アクセス解析
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR