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ナンセンスとそれから

物語を書くつもりです。リンクフリーです。

理性の悲鳴

Posted by なんとかさん on   2  0

僕の理性が悲鳴を上げる。先生が、出来もしないのに歌舞伎役者の物真似を始めたからだ。

<先生、そこはブラックホールだよ。>

僕の心の声は、後に引けなくなった四十二歳には届かなかった。そんなことより甘いものを御馳走してくれと思った。ちょうどその頃、何処もかしこも苺キャンペーン真っ盛りで、僕の潜在意識は、苺チョコレートに向かっていたのだ。


授業が終わり、帰り道。



今日の空は驚くほど、平面的だ。ふっくらとした雲の下を、クラゲの様に薄い雲が漂っているような日、僕は物体で占められることのない空間がその辺りに存在している事を認識する。でも今日みたいな日は、カラーコピーによる模写が糊付された平板がただ乗っかっているだけなのに、あいも変わらず「空」がありますよ、なんて僕を欺いているのではないかと一度疑ってみる。もしかしたら、しっかり糊付されなかった紙が空を舞っているかも知れない。


「炭酸飲み放題って、むかし学校で流行ったよな?」


僕が太陽の位置を探していると、一緒に下校している友人が唐突に言った。友人は、意味のない発言をする。ガソリンスタンドでバイトしていた頃など、延々と無駄口を叩き続けながら仕事をしている彼に呆れ帰ってしまった事もある。


「流行ったって、一体いつの話だよ?」


と僕。


「おい見ろよ!!木馬に跨って、誇らしげだぜ。」


と彼。こんな調子で、会話として成立する方が実際珍しいのだ。そういう種類のボケは、近年ある程度認められるようにはなってきているけれども、この脈略のなさは異常を極めていて、僕は彼が半分…いや九分の八は狂人ではないのかと思える。


「怪我をすると、医療保障が受けられる。残念だけど、減額だ。もっとよい勤め先があっただろうに。約束が違いすぎるよ。ごますったって何も出ないよ。腹ペコで待っているんだ、子猫が。闇金融に手を出すな。」



「微妙に意味ありそうな事抜かしてんじゃねぇよ…。」

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なんとかさん

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2 Comments

miss.key says..."こんにゃくに失礼"
 こんにゃくは・・・失礼、こんにちは。
 どうしても話のかみ合わない人がいますね。本人は関連が在って話している積りなのでしょうが、ぜーんぜん絡んでいなかったりして、聞いている側は困惑するばかり。こんにゃく問答ですな。
 って言ったらこんにゃくに失礼ですね。こんにゃくを作るには非常に難しい手順を踏んでいるのです。一つ食い違っても出来ません。
 だからってチクワばかり食べてんじゃねーよ。ダイコンも食え、ダイコンも。ハンペン?贅沢言うな。
2014.04.28 20:39 | URL | #eRuZ.D2c [edit]
なんとかさん says..."Re: こんにゃくに失礼"
こんにちは。

こんにゃく問答は実は得意分野なのです。あんまりやると頭がおかしい人に思われるのでセーブしていますが、こんにゃくは美味しいですよね(こんにゃく問答)。

味が浸みているダイコン、からしもつけて冬支度はばっちりだ!!
2014.04.28 20:46 | URL | #- [edit]

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