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囚われに

間違いとすら言えない選択の向こう。朧げな記憶と夢の中の情景がまだ導いている。囚われている何かから抜け出すのも何かへの囚われのようであって、絶え間なくやってくる現実に花の名前さえ通り過ぎてゆく。胡乱な話で、迂闊な想いで、疎んじてさえいる乾いた日々に、それでも瑞々しいエキスのような悪戯な心が、演じさえする。


儚いもの。間に合わせの言葉では干からびてしまう。それが幻想ではないなら、散りばめられた祝福だ。そう言い聞かせるように、心は跡を追う。そんな事。
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