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何とも言えない味

紅生姜の味は前から分っていたが、「味が解る」ようになって
から数年が過ぎた。凄く苦いコーヒーとか、ミョウガとかピーマン
とか、舌が麻痺したから口に入れられるんじゃないかと訝しみつつも、
そうなった自分は悪くないと思っている。


そんな自分は、でも自分に甘いところがある。自虐ネタがあんまり
出来ないとか、格好悪いところを見られたくないとか、そう言う事を
おっぱじめたら「負けだ」と思う癖がなかなか取れない。プライド
が高いとか、それもあるけれど、一生懸命頑張っているところを
笑いたくないのである。実際、頑張っているのに笑われ出したら
虚しい事この上ないではないか。でも、笑われる事自体はあんまり
問題はなくて、実際問題なのは、笑われてシラけて、その後
頑張らなくなる自分がいそうだから厭なのである。


何事も突き詰めれば、それなりに何か分かる。突き詰めている中途半端な
ところで、醒めてしまうと、その先を再び始めるのに間隔が開く。
それが勿体ない。何なら周りを無視して突っ走っていた方がいいや、
とも思う。


これは言い訳だろうか?


言い訳がましいと言われたことは何度かある。屁理屈を捏ねるなと何度も
言われた。


「だけど究極的に、僕は馬鹿なんだよね」


と開き直ると、それはそれで批判される。確かにお勉強は出来るけれど
判断が馬鹿だという事があんまり知られていない。そしてそんな馬鹿な
判断をする自分がそんなに嫌いではないというのも重症だ。変な意味で
自信を持っている。で、頭で考え、分析し、ときには心理学的に考察
してみて、自分を解剖してみると、そんな自分は封印した方が良い
ようにも思えてしまう。けれど、自分を封印して、その余剰で
何が出来るのかというと、あんまり何も出来ない。



等身大の自分で上手くやりくり出来るか?と言われれば、必ずしも
そうではない。馬鹿な事をし続ければ、ツケが回る。だから
何処かで、保身という、何とも屈辱的というか、合理的という
のか、自分でもよく分からない判断を、そのときばかりは仕方
なくする。


その地点で、賢明な側に立ってしまう。賢明な側に立った瞬間に
それまでの馬鹿な事を反省して、意味ある事をし始める。


この何とも言えなさが、まさに「何とも言えない」。



それも苦味とか、そういう味なのだろう。
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歳をとると鈍くなる

 大人になって味覚が変わるのは鈍くなるかららしい。
 苦いものを子供が嫌いなのは味覚が非常に敏感で鋭いかららしい。それが加齢とともに鈍ってきて、あまり強く感じなくなるから苦くても辛くても平気らしい。つまり、鈍くなるのも成長だよと。あまり鋭敏でも落ち着きが無いとも言える訳で、何かあった時にどっしり構えられるのは年長者の特権だ。鈍くて上等。鋭きゃ良いってもんじゃない。

Re: 歳をとると鈍くなる

こんにちは。

『鈍感力』という本が昔出てましたけど、鈍さも鋭さも状況によりけりだと思います。でも苦味のある食べものが病み付きになってきたりすると…昔には戻らなくていいなとか思いますね。
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Author:なんとかさん
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