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微妙なステージ

『フォローミー』という言葉の意味が、微妙にツイッターを連想させるような世界に
ありつつある現在、目下絶賛だた滑り中に思える僕は、受け入れられているともいない
とも言えないような微妙な空気で、「フォローミー」と叫んだ。


ここで一つ言い訳をさせてもらえれば、英語の使い方からするととんでもない「僕を
(主にこの失敗を)フォローをしてくれ」という意味として使ってしまったというわけ
ではない。勿論、ツイッターのアカウントをフォローしてという意味でもない。ただ
苦境に立たされた僕には「フォローミー」という言葉しか浮かばなかっただけだ。



大体無茶だったのだ。イベントの時間稼ぎでやむなしとはいえ即興で漫才をやれという
のはハードルが高すぎた。別に僕の面白味のない話を生温かい目で見守りながら聞いている
お客さんの優しさが、段々申し訳なくなってくる。


優しさは時として試練を与える。お客さんの優しさは「失敗しても良いから、頑張らなくても
いいから」と言っているように伝わってくる。だからこそ、そういう空気に甘えていては
いけないと思ってしまう。後世の人々よ、僕は多分失敗するだろう。だけど、失敗しても
許されるという雰囲気があるから僕は挑戦するのだ。それだけは覚えていて欲しい。


「一人「羽交い絞め」やりま~す」


「羽交い絞め」されているように手と足をぐにゃぐにゃに曲げる。


「ギブギブ…ギブアップ…」


そのままステージから退場した。ごく少数の人には伝わったのか、小声で隣の人に解説して
いる様子が最後に見えた。




今思う事は、あの時僕はただギブアップしたかっただけなのかも知れない。でも後から
聞いたところによると「ギブアップ」する前の最後の粘りを覚えている人は結構いたようで
ある。あの時、僕はほんの少しだけ輝いていたのかも知れない。
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